四季の花を描いた塗り絵
春の水仙やチューリップ、秋のコスモスに、バラの花束や大輪の牡丹まで、花の絵がいちばん多く並んでいます。花びらの大きな絵は、手もとに不安のある方にも塗りやすく、菊のように花びらがびっしり重なる絵は、時間をかけて取り組みたい方にぴったりです。庭の門にかかるバラのアーチは、昔の庭を思い出しながら塗れる絵です。
選んだ難しさの絵は、ここにはありません。
冬とクリスマスの落ち着いた塗り絵
ひいらぎを輪にしたリース、雪をのせたもみの木、窓辺に置いたろうそく、雪景色の丸太小屋など、冬の情景を描いたものが中心です。サンタさんも、燃える暖炉に手をかざして温まる姿のように、穏やかな場面を選んでいます。「昔はどんな飾りをしましたか」と、季節の話題を広げる糸口にもなります。
選んだ難しさの絵は、ここにはありません。
クラシックカーと旅の車の塗り絵
田舎道をのんびり走る丸い形の車、風車を背にした古い車、落ち葉の道を行く車、湖畔に止めたキャンピングカーなど、旅や暮らしの風景とともに描かれた車を選びました。「若いころはどんな車に乗っていましたか」と話しかければ、思い出話に花が咲くかもしれません。花よりも車が好きという方にも選んでいただけるテーマです。
選んだ難しさの絵は、ここにはありません。
ディズニーのお城と風景の塗り絵
キャラクターの絵のなかからは、人物の描かれていない風景だけを選びました。大きな虹のアーチの前に建つお城、静かな湖に塔が逆さに映るお城、数えきれない風船に引かれて空へ浮かぶ家です。空や水面は広く、塔や窓は形がはっきりしています。映画の思い出を話しながら塗れる絵で、空を色鉛筆でやさしくぼかすと、柔らかな印象になります。
選んだ難しさの絵は、ここにはありません。
高齢の方に合う塗り絵の選び方
介護の現場では、子ども向けの絵をそのまま渡すと、かえって気を悪くされる方もいます。このページでは、顔を大きく描いたキャラクターや幼い絵柄を外し、花や風景、季節の飾りといった、大人が向き合って自然な題材だけを並べました。
難しさは、いちばんやさしいものから細かいものまで幅があります。目が疲れやすい方や、筆圧が弱くなった方には、塗る面の広い「簡単」や「ふつう」から。細かい作業が得意だった方には、菊や花束のように描きこみの細かな絵を選ぶと、張り合いが生まれます。何枚か見せて、ご本人に選んでいただくのもよい方法です。好みの色や昔好きだった花を聞きながら選ぶと、塗り始める前から会話の種が見つかります。
介護施設・デイサービスのレクリエーションに
グループで塗るときは、同じ絵を人数分用意する方法と、何種類かを並べて好きなものを選んでもらう方法があります。同じ絵なら、仕上がった色の違いを見比べて話が弾みますし、選んでもらう方法なら、一人ひとりの好みが自然と見えてきます。季節の花を並べておくと、「この花、うちの庭にも咲いていた」と話が始まることもあります。
塗り終えた作品は、壁に貼って季節の飾りにしたり、ご家族への便りに添えたりできます。施設内でコピーして配ることも、利用規約の範囲で自由にできます。仕上がりを急がせず、途中で手を止めてもいいという雰囲気をつくると、参加へのハードルが下がります。色を選び、手を動かして塗っていく時間そのものを、ゆっくり味わっていただけたらと思います。
大きく印刷して、塗りやすくする工夫
どの絵もA4用紙に合わせて整えてあり、PDFで保存しておけば、何度でも同じ大きさで刷れます。見えにくい方には、施設のコピー機でA3やB4に拡大するのがおすすめです。線も面もひとまわり大きくなり、手もとがぐっと楽になります。反対に、縮小して小さく刷るのは避けたほうが無難です。
画材は、軽い力で色がのる芯のやわらかい色鉛筆や、水性のマーカーが扱いやすい選択です。色の数は12色ほどあれば十分でしょう。紙をマスキングテープで机に軽くとめておくと、紙がずれず、片手でも落ち着いて塗れます。塗り終えた見本を1枚机に置いておくと、色選びに迷ったときの参考になります。タブレットがあれば、画面を指でタッチするだけで塗れるので、手が汚れず、塗り直しも簡単です。
よくある質問
高齢者施設で無料で使ってもいいですか?
はい。介護施設やデイサービス、ご家庭でのご利用は無料です。会員登録や事前の連絡も不要です。レクリエーションの参加者分を刷ったり、コピー機で増やしたりして配れます。ご遠慮いただいているのは、絵の販売やファイルの再配布などです。詳しくは利用規約をご覧ください。
認知症の方にも使えますか?
塗り絵は、どなたでも気軽に取り組める活動のひとつです。医療上の効果をうたうことはできませんが、指先を使う時間や、季節の話題で会話を楽しむ時間として取り入れている施設もあります。ご本人の体調や好みに合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。
どの難しさから始めればいいですか?
初めての方や、細かいものが見えにくい方は、まず「とても簡単」や「簡単」の絵からどうぞ。慣れてきたら「ふつう」へ。手先の作業が好きな方なら、菊やダリアのような「難しい」花の絵も楽しめます。同じ方でも日によって合う絵は変わるため、難しさの異なる絵を数枚用意しておくと、その場で選べます。
大きな紙に拡大して使えますか?
はい。A4で刷ったものを、コピー機でA3やB4に拡大すると、線も塗る面も大きくなります。家庭のプリンターでも、印刷の設定で用紙の大きさを選び直せば、手持ちの紙に合わせて刷れます。縮小すると細かくなって塗りにくいので、A4以上がおすすめです。
子ども向けの絵は入っていますか?
ここに集めたのは、大人が塗って自然な花や風景、季節の飾り、車の絵だけです。幼い顔のキャラクターや、園児向けの絵柄は外しました。ただ、各テーマのページには子ども向けの絵も並んでいるので、そちらから印刷するときは絵柄を確かめてからお使いください。